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2016.11.23.
11/19,20
初めまして、新二回生スナイプスキッパーの綱井です。前の代では部旗係を担当しました。
インカレ本戦では度重なるブロウの中、高々と部旗を掲揚し京大ヨット部の存在感を遺憾無く発揮することが出来ました。そんな僕なわけですが、今年の代で、スナイプの備品を管理するボックス係にめでたく昇進した今日この頃です。
こうして僕は着実と次のステップを歩んでいるのですが、其の正念場として今週の土日にプレプレという大会が待ち構えています。僕にとっては新人戦以降の大会で、しっかり準備して臨む最初の大会です。この試合に向けて、僕たちは管理艇としての艇を与えられました。僕の艇は京大の中でダントツ年期の入ったおじいさんボートです。が、整備を行っているととてつもない愛着がわいてくるようになりました。
ここ最近の合宿では、主に動作練習をメインにこなし、風のない日は整備を集中的に行いました。また、蒲郡インカレ遠征組の経験も還元され、ハイクアウトし続けるための圧倒的筋力アップも図っています。限られた時間の中で本番までのイメージトレーニングも欠かせません。
しっかりこれまでやってきたことを出し切り、正念場で結果を残すべく、残りの合宿も気合いを入れて頑張ります。ありがとうございました。
2016.11.18.
代交代式
こんにちは。2回生マネージャーの矢後です。更新がおそくなりましたが、先日の大掃除、代交代式、そして久しぶりの琵琶湖での練習について書かせていただきます。
まずは9時に集合し艇庫、旧艇庫、ハーバーに分かれて掃除をしました。私はハーバーでの掃除に参加しましたが、思ってた以上に大変でした。あらゆるところから思わぬ嬉しい掘り出し物や、なぜここにあるのかといったもの(料理用の塩とかありました)などが発見され、物の多さと汚さを痛感しました。また、潰れた黒球や使えるか際どい傘などが多数出てきたものです。(本当にこの2つがいっぱい出てきました、みなさん傘は持ち帰りましょう)午前中のがんばりも実り、入って左の棚なんかはきれいに整頓された状態となっております。
午後のマネージャー陣はレスキューボート紫雲の大掃除です。ひたすら雑巾やブラシで磨くのみです。
あっという間に代交代式の時間となりました。17時に近づくにつれてOBさんや4回生が集まってくださり、大部屋がいっぱいになっていきます。最近は少人数での琵琶湖合宿だったため、久しぶりのがやがや感が嬉しいものの、こんな大人数で過ごす艇庫もしばらくは無いんだなぁという寂しさもありました。
4回生マネージャーのまいこさんは安全に気を付けてとの言葉を残してくださいました。いっしょに沈艇をレスキューしたときのことを思い出し、本当にお世話になった先輩だったなぁと実感しました。これから安全にがんばっていこうという気持ちになりました。だけどやっぱり寂しいです。
エール、写真撮影を済まし各々4回生との最後の時間を楽しみました。そして寝て起きたら82代全体ミーティングでした。ついに代交代です。
午後からの練習は、私はご飯作りでした。久しぶりにカレーを大量調理しました。用意する皿の数が遠征中よりは多いが夏合宿中より若干少ない…。近頃ご飯が残る傾向がありましたが、何人かのプレイヤーさんからご飯もっと食べたいとの要望があったのでうれしいです。(配分気をつけます)
代交代して新しくなったこととして、マネージャーミーティングを徹底することになりました。午前午後のレスキューにおいての情報共有が確実にできたり、お互い質問しやすい場となったり、良い感じです。みんなでマネ力高めていきます。
次はプレプレに向けてがんばります。1回生の活躍に期待です。長くなりましたがこの辺りで失礼致します。
2016.11.11.
第81回全日本学生ヨット選手権大会
こんばんは!この1年間主将を務めました小川です。
後輩からの指名により、最後の仕事としてこの一ヶ月とレースについてブログ書かせていただきます!
つまらなかったらごめんなさい。
研究室で暇すぎてコナン読むしかすることねーわ!ってなくらいすることない人に暇つぶし程度に読んでいただけたら幸いです。
僕たちは近北団体戦予選突破の翌週から蒲郡にレースボートを持って行きました。
広いハーバーに、京大のボートだけがぽつんと。
地元以外の大学ではどこよりも早く現地入りしたんではないでしょうか。結果には比例しないみたいですが。
毎週土曜の早朝に京大艇庫を出発し、蒲郡へ。クルマで3時間ほどで、意外と近いです。運転手さんありがとうございました。じきに僕も免許とります。
僕はスナイプチームとHPの乗る銀エスティマで移動。せんいつHPありがとう。また気が向いたらなんか奢る。
蒲郡での晩御飯は決まってラグーナ。2RONINだけ永遠にタマネギかき揚げ丼食べてました。後に銀エスティマの呼称がタマネギ号に変わりました。最後に見つけた干物やさん最強説。おばちゃんありがとうございます。来年個人戦本戦出る人は是非行ってみてください。
また、蒲郡での昼ごはんは決まってイオンの誇る冷凍えびピラフ。京大だけでこの一ヶ月弱でイオンのえびピラフ在庫を食い尽くしました。最後はピラフが尽きて五目チャーハンに切り替えたほど。さすがのイオンさんもあまりの急激な売れ行きに焦って緊急会議を開いたのではないでしょうか。
そんな感じで楽しく過ごしつつ、勿論練習には真面目に取り組みました。
遠征序盤こそ風が吹かなかったものの、概して風はオーバーパワー。琵琶湖では経験出来ない風と波に翻弄された一ヶ月でした。
この遠征で京大は大分強風(爆風)の走りに慣れたのではないでしょうか。
長くなりそうなのでレースの話に移ります。
初日は予報通り朝から強風。気合十分で9時25分出艇。と、出艇直後、アビームで帆走中、クルーの安渡が「なんかベキベキいってない?」と言います。たしかにスターボ側サイドステイの根元あたりから嫌な音が聞こえます。ものすごく嫌な予感がしながら、一度集合かけて根元を裏から見てみると、チェーンプレート裏側のハルが完全に断絶していました。いつ吹き飛んでもおかしくなかったため、即着艇。
この2年間お世話になった三菱重工ボート30360と今生のお別れの瞬間でした。思えば2年前は29598で予選を突破した直後の練習でサイドステイが飛ぶは、昨年は予選最終日の出艇直後に30360のサイドステイが切れるは、何かに呪われているとしか思えません。今年は全レース艇のサイドステイを新品に変えていたのに、まさかここにきてハル側がお逝きになられるとは・・・
この後、サポートメンバーの協力のおかげでなんとか30678で再出艇し、スナイプスタートの3分後、あと1分でDNSというところでなんとかスタートに間に合いました。ヨット人生初の圧倒的最下位スタートでした。メインセイルは爆風の中9割方フルシバー。一度は沈しながらもなんとかFINISH。結構RET艇が多かったみたいで、意外にも25位でした。
次レースは結果を見れば分かる通り、京大艇は全員沈してRETとなってしまいました・・・。
2日目以降、30360はキズの深さ的にとてもレース期間中に直るものではなかったため、泣く泣く今まで数えるほどしか乗ったことのない30383と30678に乗ることになりました。各日のミーティングで3番手スキッパーの乗りたいボートの希望を聞き、僕は残ったほうのボートに乗ることに。我ながらさすがに柔軟すぎるやろ。
2日目、3日目は30383で出場しました。下有利ではありましたが、レース海面の状況からあえて本部船側からスタートを。すると右が当たって1上シングル回航という流れをクルーは違いましたが2日ともでき、両日ともシングルを取ることができました。乗ってて旧オクムラはフリー速いと感じました。ピアソンに比して(僕的には)かなり波に乗せやすかったです。クローズホールドは早慶に比して圧倒的にボートスピードがなかったため、2上で順位を落としますが、最後のアビームとランニングレグで再び順位を上げてシングルフィニッシュできました。
後は3日目の最終レーススタート直前にメインラチェットが吹き飛んで終焉したことくらいですか印象に残ってるのは。ブームからシート直持ちセイリングはもう二度とやりたくないですね。重すぎ。
最終日は・・・1上は10位前後だったものの、徐々に順位を落とし挙げ句の果てには沈をして更に沈おこしをした直後にK南大のスターボ艇にプロテストされて強風の中で恐怖の2回転をし、今レガッタ中横文字以外で最低点である41位を取ってしまいました。起こした直後帆走不能だったんですけど・・・。あまり良い記憶はありません。長塚ごめんね。
これだけ見るとあまりよくないようですが、少なくとも僕はこの一ヶ月でかなりレベルアップできたと思います。安定はしていませんでしたが強豪私立とも勝負できました。京大全体としても間違いなくレベルは上がりました。
心残りがあるとすれば、やはりこの2年間ずっと乗ってきた愛艇30360で勝負したかったということくらいでしょうか。あれだけフィッティングやシートチョイスにこだわってきて肝心の本番で使えなくなるほど悲しいことはありません。先輩のFULLSAILとか読んで注意してきたはずなのに。なかなかうまくいかないものだなあと思いました。
結果は既に報告されているように、470スナイプともに15位、総合12位。
目標からは程遠い結果となってしまいました。
やはり正直物凄く悔しいです。
それでも、2年前の初インカレ時と比して成長しているのは間違いありません。京大ヨット部はいま確実に強くなっています。
来年は確実に僕たちを越えてくれると信じています。絶対に越えてください。
旧オクムラでも強風で戦えることは奇しくも今大会で証明されたのではないでしょうか。30360がいなくなっても後輩たちなら大丈夫でしょう。
応援しています。
この一年間、多くのOBOGの皆様、部長、監督、コーチ、フラットエージェンシー、ウエダエンジニアリング、シンコーのスポンサーの皆様、京大学生課、京大体育会、柳ヶ崎ハーバーの皆様、そして現役家族の皆様など、本当に多くの方々に支えられ活動を続けることができました。この場を借りて改めて心より感謝申し上げます。
今後とも京大ヨット部をよろしくお願いいたします。
京都大学体育会ヨット部第81代前主将
小川勇大