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2017.02.28
2/25-27の練習
新3回生470クルーの江澤です。風がほとんど吹かなかった全合宿とは打って変わって、3日間ともそれなりの風が吹き、寒さも相まってかなりキツかったが、それだけ各人収穫があったことでしょう。
また、今合宿はスポンサー契約を結ばせていただいている(株)フラットエージェンシー様でのアルバイトがあり、部員が入れ替わりでそちらに行っていたため、艇庫はいつもに比べると静かでしたが、人数が少ない中でも練習は活気に溢れてました。 さて、ここからは3日間の練習の中身を淡々と語ります。 まず初日。この日は微風予報でしたが午前は南風、午後は北風、それも時折オーバーパワーが入るくらいの風が吹きました。さらに幸運なことに南から北へ風が変わる時間がちょうどお昼休憩に重なり、練習時間のロスがほとんどなく、みっちりと1日練習を続けられました。本来なら風向が大きく変わる場合、しばらく風が止むので、その時間は正直無駄と言えます。まぁこれは大自然を相手取るヨットならではというところでしょうか。 ちなみに風に関しては2日目も全く同じ様相を呈したので省きます。 この寒空の中どうしてヨットなんかに?とお思いの方もいるかもしれませんが、琵琶湖は風が冬の方が吹くからというのが1番大きな理由で、さらにヨットに乗って動いていると意外なことに寒くないので大丈夫なんです。ただ、2日目の午後はレスキューボートに乗っていたのですが、それはそれは寒すぎてレスキューされた側の人間の様に… 毛布は素晴らしさを痛感しました。 ヨットの上は寒くないと言いましたが、それは沈しなければの話です… (ヨットが転覆することを「沈(チン)」と言います) 2日目の午後はレスキューから練習を見ていたのですが、練習開始早々に沈する艇が… どうやら新2回生スキッパーのM君の艇の様です。冬場だと水に浸かるだけでかなりの体力を奪われますので、レスキューが近くで見守ります。無事に船が起き上がってきたものの、そこにいたのは、めちゃくちゃ小型化してしまったM君の姿がありました。一緒に乗っていたクルーが180cm以上あるからか、普段の身長から15センチは縮んだかのごとく見え、凍えてました。見た目の可愛さとは裏腹にガッツの持ち主ですので、その後練習に復帰し、半日走りきりました。補助輪なし自転車に何度も転けながら乗れるようになるのと同じで、沈を怖がるのは上達を遠ざけますが、さすがに冬場は沈したくないですね。 さて、3日目突入です。この日は安定した北風の予報でしたが見事に裏切られ、11時くらいには風が無くなってしまいました。そこで午前の練習を早く切り上げて、午後練を長くとる作戦に。これが見事に功を奏し、出艇直後は風が安定していなかったものの、割と強めの北風が吹いてきて、いい練習になりました。僕が幹部になった際にもこういう臨機応変な対応をしたいものです。 3日目も午後はレスキューだったのですが、練習の終盤にそれは起こりました。回航練習用のブイをレスキュー艇で回収するためゴムボートでブイに向かっていた際、波に叩かれ急ブレーキ&新4回生T先輩が落水。人知れずレスキュー艇で惨状が繰り広げられてました。 艇を改めて外から見て技術的な面でまだまだ学び足りないことがわかったので、現状に満足せず精進していきます! ここまで読んでくださり、ありがとうございました。今後ともkuycをよろしくお願いします。
毛布にくるまるベテランクルー達
増え続けるプロテインシェイカー
ライスコロッケ